1級造園の合格率はどのくらいなんだろう?
国家試験だから難しいのかな?
合格率が高ければ安心…。
資格は取りたいけど勉強は乗り気じゃないから、合格率が高いといいな。
造園施工管理技士。
「公園や緑地など」を「作る、改修する」には欠かせない国家資格です。
しかしながら「国家資格」のしかも「1級」と聞くとめっちゃ難しそうなイメージありますよね。
過去5年間の合格率はどうなっているのでしょう?
1級造園の合格率は?
はじめに、造園施工管理技士の試験には第1検定と第2検定があります。
第1検定はマークシート、第2検定は記述問題となっています。
では1級造園施工管理技士の合格率はどのくらいなのか、各検定ごとに見てみましょう。
第1検定(マークシート)の合格率
1級造園施工管理技士 | ||||
第1検定:合格率 | ||||
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 |
46.6% | 41.2% | 37.0% | 39.6% | 35.9% |
最近5年間で40%の方が合格されています。
とはいうものの毎年必ず会場に来ない人がいます。
※筆者の時も、他の知り合いが受験した時もそうでした。
各教室に来ない人が大体5名程度。
50人入る教室として1割程度は受験する前から不合格が決まっています。
以上から実感としては合格率はもう少し高いと感じています。
point!会場には来ない人が必ずいる
第1検定の合格で有資格者に
第1検定に合格すると「技士補」という資格が手に入ります。
※参考までに
新しい資格制度についての記事
合わせて読みたい技士補ってどんな資格?
少し話は逸れますが、第1検定に合格すると仮に第2検定が不合格でも次回以降はずっと第2検定の受験だけで済むようになるのもメリットです。
第2検定(記述問題)の合格率
1級造園施工管理技士 | ||||
第2検定:合格率 | ||||
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 |
37.5% | 35.9% | 39.6% | 41.0% | 40.0% |
最近5年間で38%の方が合格されています。
第2検定も学科試験同様、毎年必ず会場に来ない人がいます。
第1検定と同じように1割程度は受験する前から不合格が決まっています。
以上から実際の合格率は、もう少し高いと感じています。
point!1次検定同様、来ない人が必ずいる
合格率はあくまでも指標
いかがでしょうか?
合格率は高いと感じたでしょうか?
それとも低いと感じたでしょうか?
合格率はあくまでも指標です。
「しっかりと勉強して臨む人」と「受かったらいいな臨む人」がいるので、合格率では測れないものがあると思います。
合格率が指標の考え方
当たり前の話かもしれないですが、合格率に左右されず、しっかり準備した人は合格します。
逆に「そこそこ」に勉強した人は運任せな部分が多くなってくると思います。
「何とかなるでしょ」といった甘い心に打ち勝つ気持ちの方が、結果を左右するところもあるのではないでしょうか?
筆者の資格試験は2級造園から始まり、2級土木⇒1級土木⇒1級造園とほぼ独学で合格してきました。
業界に入った時は「未経験」だったので生活が困窮し「合格する」以外の選択肢がなかったのです。
※当時は資格手当が充実した会社でした。
さて独学の話に戻りますが、「ほぼ」なので、実を言うと一時的に通信スクールに通った時期もあります。
しかしながらオンラインで動画を見せられているだけの内容に疑問を持ち、いつしか行かなくなりました。
少し合格率の話とは脱線しますが、通信スクールについて考えてみたいと思います。
通信スクールはどうなの?
メリット
通信スクールのメリットは「反強制的に勉強時間を作れる」ところです。
ココが一番の強みと思います。
仕事で疲れた上に勉強時間を作るのはしんどいものです。
加えて「お金がかかっている」のと「約束時間を守ろう!」との意識から足がそちらに向き、結果的に勉強時間を確保できます。
通信スクールのメリット半強制的に勉強する時間を作れる
デメリット
まず、費用がかさみます。
記憶が少しあいまいですが、確か10万円以上はかかった記憶です。
次にオンライン教材を見るだけなので頭に入りにくいことと、猛烈に眠くなります。
私が少しのあいだ通った学校では、講師が画面の向こうで教材を読んで、同じ内容の教材を机上で進めるだけでした。
見ている動画は録画。
画面の向こうから熱意が伝わらないものに、魅力をあまり感じられなくなりました。
通信スクールのデメリットオンライン教材を淡々と聞くのみ
試験に合格するために
1級造園施工管理技士は独学でもしっかり勉強すれば合格できます。
筆者の造園会社では20代の若い子が何人も1発で合格を勝ち取っています。
合格するかどうかは勉強量と気構えで大きく左右と思います。
時間を決めて勉強する、ここで踏ん張れるかどうかで合格率では測れない結果が出るのではないでしょうか?
先述しましたが、受験会場に来ない人が本当にいるんです!
当日体調を崩すこともあるとは思います。
ただ、本音ベースの話で「面倒くさくなって行かなかった」「受けても受かる見込みないから行かなかった」なんて聞いたことがありませんか?
そうはいっても、疲れてるし、時間も確保できないよ。
時間ない中で効率よく頑張りたい人に、勉強方法と経験記述の書き方をまとめました。
参考になれば幸いです。
合わせて読みたい【実務経験記述例あり】1級造園施工管理技士の勉強方法
独学でも十分に合格は狙えます。
絶対に合格してやる!
と気持ちをしっかり持って、国家資格保有者になりませんか?
まとめ
今回は1級造園施工管理技士の合格率と、少し脱線して合格率では測れない資格試験の考え方について書いてみました。
まとめのポイント・過去5年間で
・第1検定の合格率は40%
・第2検定の合格率は38%
・どちらも不参加の人がいる
・合格率は単なる指標
・数字だけでは難関か判断できない
・しっかり勉強すれば合格できる
となります。
ぜひ合格率の数値に囚われないで、合格を勝ち取ってもらいたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はこの辺で。
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