2級と違って1級は難しいって聞く…どう勉強すればいいの?
1か月位の勉強でも大丈夫かな?
通信学校は高い…独学で合格できるもの?
国家試験の試験は難しそうなイメージを持っていませんか?
確かに全く対策をしないでで合格できるものかというと、そんな簡単ではありません。
令和3年度から制度が大幅に緩和されたことによって第1検定(マークシート)試験に合格で有資格者となれるようになりました。
これによって有資格者になれる可能性は格段に上がっています。
では「どのくらい・どうやって」勉強すればいいのでしょうか?
また、通信制の学校等に通わずに合格できるものなのでしょうか?
この記事では1級造園施工管理技士に1発で合格した独学で効率よい勉強方法と経験記述の書き方を詳しく説明します。
1級造園の勉強方法:独学で受かるの?
結論から言って、独学で十分合格出来ます。
筆者は独学で合格しています。
ただし、第2検定の「経験記述」はしっかりと対策が必要です。
では第1検定から順を追って出題形式と勉強方法を見ていきましょう。
第1検定(マークシート)の形式と勉強方法
具体的な勉強方法と勉強期間
具体的な勉強方法は「過去5年分の問題」が載っている過去問題集をひたすら解いて問題ごと覚えることです。
具体的な勉強方法「過去5年分の問題」が載っている過去問題集をひたすら解いて問題ごと覚える。
最低でも3周以上解くことが必要です。
より確実に合格を目指すには5周あたりが目安です。
2級の勉強法と変わりはありませんが「各分野ごとに理解」をしていく必要があります。
期間は1日に1年分解くとして、最低で5年×3回=15日です。
しかし確実に合格するには5年×5回=25日、1か月くらい前から取り組めば間に合います。
※毎日1年分、解いた場合です。
※参考までに
試験日の詳細日程はこちら(別のサイトに飛びます)
問題集は古過ぎなければ何でも問題ありません。
問題さえわかればいいのでメルカリや中古本屋など他にはインターネットの過去問を印刷したものでも十分です。
ただし、令和3年度より問題の出題傾向が変わっているので、必ず出題傾向が変わった問題が載っているものを使用してください。
土木工事と同じ工種が多いため土木施工管理技士を持っている方は「土木でわかる問題で全体の60%とれば植物のことなんてわからなくても合格する!」と思っている人が多いといった傾向があります。
しかし造園施工管理技士の試験では植物に関する知識がないと合格できません。
必ず植物に関する勉強をしたうえで試験に臨んでください。
特に暗記すれば点を稼ぎやすい「草花」の種類と種まきの時期等はしっかり押さえておきたいところです。
出題形式と試験時間・合格に必要な点数
出題形式はマークシート4択問題です。
時間は全部で4時間30分。
午前が2時間半、午後が2時間です。
問題数は全部で65問。
午前が36問、午後が29問です。
合格に必要な割合は60%かつ施工管理法の得点が50%以上です。
まんべんなく60%程度得点することが求められます。
ココがpoint!まんべんなく39問以上正解で合格
言い換えれば26問は間違えても大丈夫です!
第2検定(実務経験ほか記述問題)勉強方法と形式 ※解答用紙あり
具体的な勉強方法と勉強期間
具体的な勉強方法は第1検定と同様に「過去5年分の過去問をひたすら解く」ことです。
具体的な勉強方法・学科試験(第1検定)同様「過去5年分の過去問」をひたすら解く。
・解いてみて用語が分からない場合は動画や画像を検索する。
最低でも3周以上解くことが必要です。
より確実に合格を目指すには5周あたりが目安です。
勉強中の解き方は記述式なので必ず書き出すようにしましょう。
書くことによって記憶にも深く入ります。
独学で十分合格できると言いましたが2~3か月前からしっかり準備しないと難しいです。
なぜなら2級の問題より「深く突っ込んだ解答」を求められます。
細部まで説明できるように何度も書いて過去問を解いておきましょう。
期間は1年分を1週間として最低で5週間程度です。
確実に合格するには2か月くらい前から取り組めば間に合います。
※毎日1年分、解いて勉強した場合です。
試験日の詳細の日程はこちら
必ず植物に関する勉強をして試験に臨んでください。
出題形式と試験時間・合格に必要な割合
出題形式は記述式問題となります。
時間は2時間45分。合格に必要な割合は60%以上となります。
問題1・2は必須問題つまりすべて解答するということになります。
問題3~5は選択問題。
ひとつだけ選んで解答します。
答えが分からなくても空欄は避け何か記述しておきましょう。
いくらか配点が加算される可能性が残せます。
実務経験記述対策
難関は経験記述です。
経験記述の勉強方法は?「勉強する」と言うより作文を事前に書いて準備する。
前半部分の
「工事名:工事内容:施工場所:発注者:工期:請負代金:工事の概要:あなたの立場」
ここまでは
丸暗記するしか方法がありません。
周辺状況はイメージしやすい内容を書くとよいでしょう。
例えば
公園工事なら「前面道路は生活道路として利用されていた」「利用者の憩いの場所となっていた」とするとよりイメージしやすく採点する人の印象はいいです。
ココがpoint!周辺状況が文章から想像できると作文が理解されやすい
ここで「あなたの立場」について。
筆者は「現場代理人補佐」といった立場で合格しました。
悩んだ場合は「○○補佐」としておきましょう。
次いで留意した「安全管理」「品質管理」「工程管理」となります。
ここは箇条書きで書いていくとやりやすいです。
経験記述例
①工事の課題
(問題点):
- Aといった問題が懸念された。
- Bの恐れが想定された。
②処置または対策
(結果どんなことを行った):
≪例は品質とします≫
Aは○○といった対応をした。
Bは××取り入れて工事を進めた。
この2つを行った結果恐れていた品質低下を起こすことなく植栽工事を終えることが出来た。
○○年経った今でも枯損木はありません。
この形式で文章を膨らませていけば十分合格ラインに届きます。
これを「安全管理」「品質管理」「工程管理」と作成しておけば大丈夫です。
練習用の解答用紙PDFを作成しました。
何度も書いて練習したい方はこちらをどうぞ。経験記述 解答用紙サンプルをダウンロードする(無料)
文章を一言一句覚えることは難しいのです。
上記の例でいえば「AとBと○○と×××」などのキーワードを覚えておいて試験会場で作り上げるイメージです。
工事は必ずと言っていいほどなにか障害があるものです。
最低でも2つは問題点を探して作成しましょう。
そして最後の締めは必ず問われた結果がいい方向に向かったことを書いてください。
「安全」なら「事故無く終えた」
「工程」なら「工期内に完了した」
「品質」なら「品質が確保できた」
と締めくくる形です。
「時間がない」「作文は昔から苦手だった」「誰かに書いたものを確認して欲しい」
こんな悩みはありませんか?
そんな方に
経験記述の作文を代行してくれるところを紹介しておきます。
施工管理の資格試験は1年に1度。
不合格だと翌年までの1年間を無駄にしてしまいます。
ココがpoint!資格試験は1年に1度
1年を無駄にしないためにも、自信のない方は活用してみてください。
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多少のお金はかかりますが、通常業務で多忙の中一発合格はモチベーションアップに繋がります。
一発合格で涼しい顔して周りの人を驚かせてみませんか?
まとめ
いかがでしょうか。
第1検定、第2検定ともに勉強のやり方がわかって過去問題を解きたくなっているのではないでしょうか。
もう一度おさらいとして、注意点は
- 第1検定はマークシート問題です。
全問解答して答えがダブらないように注意しましょう。 - 第2検定は答えが分からなくても空欄は避けましょう。
問題3~5は選択問題です、ひとつだけ解答するようにしましょう。 - 採点する側は膨大な数の答案用紙で最初に何をするかと言うと明らかに「空欄の多い解答用紙」を不合格にしていき枚数を減らしていきます。
そうならないためにも必ず空欄は埋めましょう。
第1検定、第2検定ともに見直す時間は十分にあります。
ケアレスミスでの失点による不合格は痛いです。
名前、受験番号、受験地と見直しをしっかりと行って合格を勝ち取りましょう。
あなたの貴重な時間をお金で買ってみませんか?
【1級造園施工管理技士 作文代行】
今回はこの辺で。
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