ウチの会社は受験費用は出してくれるけど、講習費用は自腹…。
自力で何とか合格できないかな…。
勉強してない感じで合格して注目されたいな…
国家試験のテストは難しそうなイメージを持っていませんか?
令和3年度から受験資格が大幅に緩和されたことによって有資格者になれる可能性は格段に上がっています。
どのくらい・どうやって勉強すればいいの?
独学で受かるものなの?
こんな悩みを持つ方はこの記事で効率的な勉強の仕方と実務経験の書き方を知って、合格へより近づくことが出来ます。
第1検定(学科)の勉強方法と出題形式
結論から言って
独学で十分合格出来ます。
筆者は独学で合格しています。
ではどんな勉強方法で合格できるのか、見てみましょう。
具体的な勉強方法と勉強期間
具体的な勉強方法は「過去5年分の過去問題をひたすら解くこと」です。
なぜなら「過去5年で出題された問題の類似問題が出題されるから」です。
具体的な勉強方法過去5年分の過去問をひたすら解く
クイズ形式で気軽にできる下記のサイトがおすすめです!
隙間時間にスマホでサクサク。
効率的に勉強出来ます!!
そうはいっても1度解いただけでは無謀です。
最低でも5年分3周以上解くことが必要です。
より確実に合格を目指すには5周は解きましょう。
このサイトだと全問題を網羅していますが、選択問題は分野を絞り込んで「手を付けない分野は手を付けない」と割り切ったほうがいいです。
筆者は、トンネルと鉄道は諦めました。
それでも合格しています。
point!すべての分野を勉強しなくても合格できる
ですが普段仕事でやらないような分野の問題でも中にはさわりを覚えただけで解ける問題も出題されています。
1度は必ず全部解いてみましょう。
コツは問題ごと全部覚える感覚で進めていきます。
「次の問題はあの問題が来るな」あたりまで読み込み解きこんでおけば合格は間近。
時間は1日に1年分解くとして1時間~2時間程度。
期間は1日に1年分解くとして最低で5年×3回=15日ですが確実に合格をものにするには5年×5回=25日、1か月くらい前から取り組めば間に合います。
※1日1年分解いた場合です
時間は50時間程度で変化が表れてきます。
何日前から始めるか逆算してみましょう。
参考までに:試験日の詳細日程はこちら
出題形式と試験時間・合格に必要な点数
出題形式はマークシート4択問題です。
時間は全部で4時間30分。
午前が2時間半、午後が2時間です。
問題数は全部で96問、うち65問解答。
午前が選択問題61問中30問解答
午後が必須問題35問です。
合格に必要な割合は60%ですので39点以上で合格となります。
ですがどちらかに偏り過ぎると不合格となる可能性が高いです。
(選択問題4問正解、必須問題35問正解では不合格となる可能性がある)
選択問題があるので設問より多くも少なくも解答してしまうことが懸念されます。
十分注意して解答しましょう。
第2検定の勉強方法(実務経験対策)と出題形式など
結論から言って独学で合格できます。
難しいのは「経験記述」ですね。
具体的な勉強法と勉強期間
勉強方法は「過去5年分の問題が載っている過去問をひたすら解くこと」です。
なぜなら「過去5年分の問題と類似の問題が出題されている」からです。
具体的な勉強方法マークシート試験同様に過去5年分の過去問をひたすら解く
先ほど「独学で合格できる」と言いましたが2~3か月前からしっかり準備しないと難しいです。
2級の試験と違い専門的なことを問われます。
最低でも3周以上解くことが必要です。
より確実に合格を目指すには5周が目安となります。
解き方は記述式なので必ず書き出すようにしましょう。
書くことによって記憶にも深く入ります。
勉強のコツは問題ごと全部覚える感覚で進めていきます。
「次の問題はあの問題が来るな」あたりまで読み込み解きこんでおけば合格は間近です。
期間は1年分を2日として最低で2日×5年分×3回=30日程度ですが確実に合格をものにするには2日×5年×5回=50日…2か月くらい前から取り組めば間に合います。
※毎日続けた場合です。
試験日から逆算して取り組みましょう。
試験日の詳細の日程はこちら
※解答試案が必要な方はインターネット検索で出てきます。
出題形式と試験時間・合格に必要な割合
出題形式は記述式問題となります。
時間は2時間45分。
合格に必要な割合は60%以上となります。
問題1は必須問題。
問題2~6は選択問題で5問のうち3問解答。
問題7~11は選択問題で5問のうち3問解答。
となっています。
仮に答えが分からなくても空欄は避けてあてずっぽうでも何か記述しておきましょう。
いくらか配点が加算される可能性が残せます。
実務経験記述対策 ※解答用紙PDFあり
難関は経験記述です。
前半部分の
「工事名:工事内容:発注者:工事場所:工期:主な工種:施工量:あなたの立場」
ここまでは
丸暗記するしか方法がありません。
「あなたの立場」について。
筆者は「現場代理人補佐」といった立場で合格しました。
悩んだ場合は○○補佐としておきましょう。
次いで留意した課題を考えます。
毎年「安全管理」「品質管理」「工程管理」のいずれかが出題されるので、3つ準備しておくと安心です。
書き方は箇条書きで書いていくとやりやすいです。
経験記述例
①技術的課題
(問題点):
- Aといった問題があった。
- Bの恐れがあった。
②検討項目と検討理由および検討内容
(具体的にどうしようとした):
- Aについては○○を検討した。
- Bについては×××を取り入れられるか検討した。
③対応処置と評価
(結果どうなった):
≪例は工程とします≫
Aは○○を行った。
Bは××取り入れて工事を進めた。
この二つを行った結果
工期内に工事を終えることが出来た。
この形式で文章を膨らませていけば十分合格ラインに届きます。
キーワードを絞っておいて「安全管理」「品質管理」「工程管理」と作成しておけば大丈夫です。
経験記述問題を書いて練習したい方へ
解答用紙サンプルを作成しました。
印刷して練習してください。
文章を一言一句覚えることは難しいので上記の例でいえばAとBと○○と×××などのキーワードを覚えておいて試験会場で作り上げるイメージです。
工事は必ずと言っていいほどなにか障害があるものです。
最低でも2つは問題点を探して作成しましょう。
作文は書きにくい方もいると思いますが、「書いて添削」を繰り返して、最終的に文章で状況が浮かぶ内容なら問題ありません。
経験記述の作文を代わりに作成してくれるところがあります。
あなたの工事をヒアリングして作成代行。
ちょっとの手直しと確認だけで済みます。
第2検定の合格率の低さの原因は経験記述。
1発合格で”あの先輩”にどや顔をお見舞いしてみませんか?
まとめ
いかがでしょうか。
第1検定、第2検定ともに独学で十分に合格出来ることを解説してきました。
まとめの注意点としては
- 第1検定はマークシート問題です。
選択問題があるので多く解答しても少なく解答しても減点となります。 - 第2検定は答えが分からなくても空欄は避けましょう。
採点する側は膨大な数の答案用紙で最初に何をするかと言うと明らかに空欄の多い解答用紙を不合格にしていき枚数を減らしていきます。
そうならないためにも必ず空欄は埋めましょう。
第1検定、第2検定ともに見直す時間は十分にあります。
名前、受験番号、受験地と見直しをしっかりと行って合格を勝ち取りましょう。
不安を感じる方はプロに添削をお願いしてみるのもいいでしょう。
今回はこの辺で。
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