施工管理技士って国家資格なの?
国家資格かぁ…難しそう💦
お金かけないで独学で受かるかな…
国家試験は難しそうなイメージを持っていませんか?
確かに、全く対策をしないで試験に臨むと難しいです。
筆者は1級土木施工管理技士であり、2級土木施工管理技士の試験から2年連続で合格していて、造園施工管理技士を含めると4年連続で資格試験に合格しています。
この記事では資格試験の対策となる勉強方法と、第2検定(実地試験)の肝となる「実務経験記述」のテンプレートを含めて解説しています。
この記事の方法を活用すると、試験に合格ラインに届くことができて、年に一度の機会を棒に振ることがなくなります。
どのくらい・どうやって勉強すればいいの?
独学でも合格できるの?
そんな悩みをこの記事で解決できたら幸いです。
第1検定(学科)の勉強方法と出題形式
結論から言って独学で十分合格出来ます。
筆者は独学で合格しています。
効率的な勉強方法と勉強期間
具体的な勉強方法は「過去5年分の過去問をひたすら解く」ことです。
なぜなら「過去5年の問題から類似した問題がでる傾向にある」からです。
具体的な勉強方法過去5年分の過去問をひたすら解く
クイズ形式で気軽にできる
下記のサイトがおすすめです!
隙間時間にスマホでサクサク。
令和4年度を受験した筆者の会社の2年生はこのサイトを活用して自己採点で8割を超えたようです。
そうはいっても1度解いただけでは無謀です。
最低でも5年分、3周以上解くことが必要です。
より確実に合格を目指すには5周は解きましょう。
解き方:選択問題はヤマをはっていくのも良いですが専門分野の問題でも中にはさわりを覚えただけで解ける問題もあるので一度は必ず全部解いてみましょう。
コツは「問題ごと全部覚える感覚」で進めていきます。
「次はあの問題が来るな」あたりまで解きこんでおけば合格は間近です。
時間は1日に1年分解くとして1時間~2時間程度。
期間は1日に1年分解くとして最低で5年×3回=15日ですが確実に合格をものにするには5年×5回=25日、1か月くらい前から取り組めば間に合います。
※1日1年分解いた場合です
時間は50時間程度で変化が表れてきます。
何日前から始めるか逆算してみましょう。
試験日の詳細日程はこちら
出題形式と試験時間・合格に必要な点数
出題形式はマークシート4択問題です。
時間は2時間10分。
問題数は61問、うち選択部分も含めて40問解答することとなっています。
(選択問題42問中21問、必須問題19問解答)
合格に必要な割合は60%ですので24点以上で合格となります。
point!24点以上で合格
ただし、選択問題、必須問題どちらかに偏って点を取っている場合は不合格となる場合があるので注意が必要です。
(同じ24点でも選択問題5問正解と必須問題19問正解では不合格となる可能性がある)
選択問題があるので「設問より多く解答してしまうこと」と「少なく解答してしまうこと」に注意が必要です。
十分注意して解答しましょう。
第2検定(実地)の勉強方法(経験記述対策)と出題形式
結論から言って
独学で十分合格できます。
筆者は独学で合格しています。
具体的な勉強方法と勉強期間
具体的な勉強方法は「過去5年分の過去問題集をひたすら解くこと」です。
なぜなら第2検定(実地)も「過去5年の問題に類似した問題が出る」からです。
最低でも3周以上解くことが必要です。
より確実に合格を目指すには5周が目安です。
解き方は記述式なので必ず書き出すようにしましょう。
書くことによって記憶にも深く入ります。
具体的な勉強方法・過去5年分の過去問をひたすら解く
・必ず書き出す
コツは「問題ごと全部覚える感覚」で進めていきます。
「次のページの問題はあの問題が来るな」あたりまで読み込み解きこんでおけば合格は間近です。
期間は1年分を2日として最低で2日×5年分×3回=30日程度ですが確実に合格をものにするには2日×5年×5回=50日…2か月くらい前から取り組めば間に合います。
※毎日続けた場合です。
試験日の詳細の日程はこちら
出題形式と試験時間・合格に必要な割合
出題形式は記述式問題となります。
時間は2時間。
合格に必要な割合は60%以上となります。
ただし、経験記述が無記載の場合もしくは設問の内容以外の場合は問題2以降は採点の対象外…つまり不合格ってことですね。
構成:問題1~5は必須問題・問題6~9は選択問題
「6・7のうちどちらか」と「8・9のうちどちらか」を選んで解答となっています。
仮に答えが分からなくても空欄は避けてあてずっぽうでも何か記述しておきましょう。
いくらか配点が加算される可能性が残せます。
実務経験記述対策 ※解答用紙PDFあり
第2検定(実地)の難関は経験記述です。
経験記述の勉強の仕方は?「勉強」と言うより「作文を事前に作る」こと
前半部分の
「工事名:工事内容:発注者:工事場所:工期:主な工種:施工量:あなたの立場」
ここまでは丸暗記するしか方法がありません。
ここで「あなたの立場」について。
筆者は「現場代理人補佐」といった立場で合格しました。
悩んだ場合は○○補佐としておきましょう。
次いで実際の現場にて留意した内容の記述。
主に出題されるのは「安全管理」「品質管理」「工程管理」。
3つのうち2つは準備しておきましょう。
経験記述の書き方は「箇条書き」で書いていくとやりやすく、採点する側にもわかりやすいのでオススメです。
経験記述例
①技術的課題
(問題点):
- Aといった問題があった。
- Bの恐れがあった。
②検討項目と検討理由および検討内容
(何をすればいいと思ったか):
- Aについては○○を検討した。
- Bについては×××を取り入れられるか検討した。
③対応処置と評価
(やってみた結果どうなった):
≪例は安全とします≫
- Aは○○を行った。
- Bは××取り入れて工事を進めた。
上記二つを行った結果、事故無く工事を終えることが出来た。
この形式で文章を膨らませていけば十分合格ラインに届きます。
経験記述問題を書いて練習したい方へ
解答用紙サンプルを作成しました。
印刷して練習してください。
文章を一言一句覚えることは難しいので
上記の例でいえばAとBと○○と×××などのキーワードを覚えておいて試験会場で作り上げるイメージだとやりやすいと思います。
工事は必ずと言っていいほどなにか障害があるものです。
最低でも2つは問題点を探して作成しましょう。
作文は書きにくい方もいると思いますが、「書いて添削」を繰り返して、最終的に文章で状況が浮かぶ内容なら問題ありません。
経験記述の作文を代わりに作成してくれるところがあります。
「時間をかけることなく」
「不合格で1年を無駄にせず」
「作られた作文のチェック」
で済みます。
忙しい中での一発合格で会社での評価は大幅アップ。
しれっとした顔であの先輩をビックリさせてみませんか?
(*`⊙0⊙´*)オォ~
まとめ
いかがでしょうか。
第1検定、第2検定ともに具体的な勉強方法から独学で十分に合格出来ることを解説してきました。
まとめの注意点としては
- 第1検定はマークシート問題です。
選択問題があるので多く解答しても少なく解答しても減点となります。 - 第2検定は答えが分からなくても空欄は避けましょう。
採点する側は膨大な数の答案用紙で最初に何をするかと言うと明らかに空欄の多い解答用紙を不合格にしていき枚数を減らしていきます。
そうならないためにも必ず空欄は埋めましょう。
第1検定、第2検定ともに見直す時間は十分にあります。
名前、受験番号、受験地と見直しをしっかりと行って合格を勝ち取りましょう。
不安を感じる方はプロに頼ることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
今回はこの辺で。
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