2級土木施工管理技士ってどんな人が受験できるの?
私は受験できるのかしら?
建設業の物づくりに興味があるけれど、どんな人が受験可能なのか、すぐに受験できるか気になりませんか?
また、受験に際してどんなことに注意すればいいのか疑問がありませんか?
経験を問わず誰でも受験できるなら気兼ねなく受験できますよね。
この記事では受験に当たっての情報をまとめました。
あなたが受験できるかのかと受験に当たっての注意点が分かる内容となっています。
2級土木施工管理技士の受験資格について詳しく見ていきましょう。
2級土木施工管理技士 受験資格
第1検定(旧学科試験)
令和3年度試験から変更となり、以前で言う「学科試験」は「第1検定」となりました。
同時に受験資格も見直され第1検定は満17歳以上であれば誰でも受験可能となりました。
ココがpoint!
17歳以上なら誰でも受験できる
また、第1検定のみ第2検定のみと別々に受験することも可能となりました。
もちろん今まで同様1日で「第1検定」「第2検定」を両方受験することも可能です。
ただし、第2検定から先に受験することは出来ません。
第1検定と第2検定を別々に受験するか、同日1日で受験するかを確認するには
こちら(全国建設研修センターHP)
第一検定の合格で有資格者に!
17歳以上であれば誰でも受験でき、マークシートの試験だけで合格すれば「施工管理技士補」という国家資格補修者になれます。
資格はいくつ保有していても損はないですよね。
第2検定(旧実地試験)
令和3年度試験から変更となり以前で言う「実地試験」は「第2検定」となりました。
第2検定には実務経験(工事現場で働いた経験)が必要となります。
実務経験とは?
実際に工事に関する仕事を行った経験のこと
必要となる実務経験年数はどんな学科を卒業したかによります。
実務経験の必要年数を下記の表にまとめました。
学歴又は資格 | 土木施工に関する実務経験 | |
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学卒業者 専門学校卒業者 (高等専門士) | 卒業後1年以上 | 卒業後1年6か月以上 |
短大卒業者 高等専門学校卒業者 専門学校卒業者(専門士) | 卒業後2年以上 | 卒業後3年以上 |
高等学校卒業者 中等教育学校卒業者 専門学校卒業者 | 卒業後3年以上 | 卒業後4年6か月以上 |
その他の者 | 8年以上 |
年数の計算は試験日の前日までで計算してください。
指定学科とは
指定学科とは国土交通省令で定められている学科です。
- 指定学科確認表①(外部リンクPDF)
- ①にない場合の確認表②(外部リンクPDF)
上記の就学経験がある場合は、少ない実務経験で第2検定を受験することが可能となっています。
補足注意点(実務経験の注意点)
建築物の基礎工事は土木工事の経験に当てはまりません。
ご注意ください。
建築工事の外構工事も避けたほうが無難です。
公道上の掘削工事水道・下水工事は、土木工事の実務経験として間違いないです。
ココがpoint!
土木施工管理技士の試験には土木工事の経験が必要
※全国建設研修センター 受験の手引きより抜粋
全国研修センターはこちら(受験の手引きPDF)
また、同研修センターの手引きにはこんな記載もあります。
土木施工管理に関する実務経験として認められない業務・作業等
※ 土木工事の施工に直接的に関わらない次のような業務などは認められません。
① 工事着工以前における設計者としての基本設計・実施設計のみの業務
② 測量、調査(点検含む)、設計(積算を含む)、保守・維持・メンテナンス等の業務
※ただし、施工中の工事測量は認める。
③ 現場事務、営業等の業務
④ 官公庁における行政及び行政指導、研究所、学校(大学院等)、訓練所等における研究、教育及び指導
等の業務
⑤ アルバイトによる作業員としての経験
⑥ 工程管理、品質管理、安全管理等を含まない雑役務のみの業務、単純な労務作業等
⑦ 単なる土の掘削、コンクリートの打設、建設機械の運転、ゴミ処理等の作業、単に塗料を塗布する作業、
単に薬液を注入するだけの作業等それでも最終的に、現在の会社に確認しましょう。
願書の提出には会社印が必要になるので、その時に確認してください。
こちらにも記載があるように、必ず会社に確認して少しでも疑問を感じた実務経験は避け、確実な実務経験を記入するようにしましょう。
最後に、願書は提出前に必ずコピーを取っておきましょう。
受験の際、「第2検定」の試験で経験記述があります。
願書で記入した工事の経験を解答することが求められます。
まとめ
令和3年度から受験資格が見直され17歳以上であれば「第1検定」のみの受験が可能となりました。
また、別々に受験できることにより、今後資格者保有者は増えていくと思われます。
先ほども軽く触れましたが「第1検定」に合格するだけで「技士補」という資格を得られるようになりました。
令和3年度かの変更になった点↓
既に整備されている土木構造物は老朽化が進んでいき、構造物の更新がせまっています。
また新しい技術を伴ったものが出てきているため、需要はまだまだある資格です。
受験資格のチェックが出来たら勉強方法を見て受験に備えていきましょう。
土木構造物を築造する仕事に関わって、地図に残るものを造ってみませんか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回はこの辺で。
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