現場監督ってみんな同じじゃないの?
土木施工管理技士って何する人なのでしょう?
どうやったら土木施工管理技士になれるのでしょうか?
他の施工管理技士との違いと、どうすれば資格者になれるのかを詳しく見ていきましょう。
土木施工管理技士とは?
土木施工管理技士ってどんな人?(仕事内容)
誰にでもわかりやすく簡単に言うと、「土木工事の管理をする人」です。
では土木工事とは?
道路・堤防・橋梁・港湾・鉄道・上下水道・河川など、すべて木材・鉄材・土石・コンクリートなどを使用する工事。
※広辞苑より引用
つまり「土木施工管理技士」は上記の工事を管理する人です。
では具体的に管理するとは?
下記の記事にまとめましたのでこちらをどうぞ。
合わせて読みたい 【施工管理技士の仕事内容】施工管理ってどんなことするの?
土木施工管理技士の詳細
特徴
土木施工管理技士は主に「インフラを整備する」には欠かせない国家資格です。
インフラとは:国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設。
要約すると
国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設を指す。
国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設とは、道路、港湾、工業用地、橋梁、鉄道路線、バス路線、上水道、下水道、などの施設を指し、社会的経済基盤と社会的生産基盤とを形成するものの総称である。
※Wikipediaより一部抜粋
土木工事は海であれば港湾、山ならダム、川であれば河川、ほか道路・鉄道など幅広いものを指します。
それゆえにすべてを網羅することが難しく、専門的分野に特化する傾向があります。
土と木に関する工事柄、ショベルカーやバックホウと呼ばれる建設機械を使うことが非常に多いです。
一概には言えないのですが、一般の人から見ればこれらの機械がある工事現場は「土木工事」と言えるかもしれません。
補足 土木工事は良く知られている建設機械を使用することが非常に多い。
土木施工管理技士の資格の側面
土木施工管理技士には1級と2級があり、管理できる金額に差があります。
1級は請け負える金額に上限がなく、2級は請け負える金額に上限があるということです。
※わかりやすくした表現としています。
また
・1級保有者は「監理技術者」
・2級保有者は「主任技術者」
となることが出来ます。
名前が分かれていますが、大きな金額を扱える人が「監理技術者」というくらいの認識で問題ないです。
その他
1級と2級、どちらも合格することで「社会保険労務士」の受験資格を得ることが出来ます。
具体的に土木施工管理で管理可能な工事の種類
建設工事は多岐に分かれていて、上記の工事内容は土木工事の扱いとなります。
どうやったらなれるの?
国家資格に合格することでなることが出来ます。
試験は1年に1度の頻度です。
試験の方法は第1次検定と第2次検定に分かれており、両方合格すると「土木施工管理技士」となることが出来ます。
出題問題の補足・第1次検定はマークシート問題
・第2次検定は記述式問題
資格取得の補足・第1次検定のマークシート試験に合格だけでも技士補という有資格者になれる
資格試験について
2級の第1検定は17歳以上であればどんな人でも受験可能ですが、2級の第2検定と1級の試験には現場で働いた実務経験が必要となります。
どんな学歴を持っているかによって実務経験年数は変わります。
詳しく知りたい方は下記の記事を読んでください。
合わせて読みたい2級土木の受験資格を詳しく見る
合わせて読みたい1級土木の受験資格を詳しく見る
なお、資格試験は出題傾向が絞られているので独学でも合格できます。
試験対策を詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
経験記述作文の例もあります。
合わせて読みたい2級土木の試験対策(勉強方法)を詳しく見る
合わせて読みたい1級土木の試験対策(勉強方法)を詳しく見る
他の施工管理技士との違いは?
先ほど「よく見る建設機械があれば土木工事」と言いましたが、そうでもない場合も当然あります。
クレーンやショベルカーを使用して工事を行いますが、「上物」を作るか否かで分かれます。
詳細に説明すると非常にややこしいので、今回は「地面の上で建物を作っていたら建築工事」で「地下を掘って何かをしていたら土木工事」とくくっておきます。
よく見る建設機械を使用し、同じように地中に排水管を並べることもします。こちらの説明も厳密には違うところもありますが、公共の場(道路や公共施設内)で排水管を並べたら「土木工事」、私有地で排水管を並べたら「管工事」とくくっておきます。
土木工事と同じようによく見る建設機械を使用して工事をします。
こちらは明確に工事する場所で分かれます。
造園工事は「庭園」「公園」「緑地」などの場所、土木工事はそれ以外の場所での工事となります。
同じような工事をしていても全部が土木工事とは言えない
ココがpoint!
まとめ
今回は土木施工管理技士
について解説してきました。
簡単ではありますが、施工管理の中の「土木」の内容と他の種類との違いを分かっていただけたと思います。
ダムやトンネル・橋や道路など、土木構造物が正常に活用されて我々の生活の安全性や快適性が保たれています。
人々が快適に生活していく中で土木構造物は欠かせません。
また、以前に作られたものは老朽化していくもので、今後も定期的に再整備があり、需要がなくならない業界でもあります。
縁の下の力持ち的な土木工事。
日々の人々の生活に役立っていく仕事に携わってみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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