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施工管理技士(現場監督)の仕事内容。(CAD1)

Cad1建設業の日常
この記事は約4分で読めます。

施工管理技士(現場監督)って具体的にどんな仕事なの?CADって何だろう?

工事現場での仕事って
きつそうだけど
実際にはどうなの?

前回は、施工管理技士
(現場監督)の仕事のひとつ
記録を残す「写真編2」
を書きました。

前回記事はこちら↓

施工管理技士(現場監督)の仕事内容。(写真2)
施工管理技士(現場監督)の仕事内容のひとつ、記録を残す=写真について説明をしていきます。写真を撮る時のコツや失敗なども交えて解説します。

 

今回投稿はこれから物を作っていく
その中で必須ともいえる業務
CAD(電子図面)についてお話しします。

早速写真で記録を残す他には
どんな事をやっているのか
を解説していきます。

施工管理技士(現場監督)は何してる?

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施工管理技士(現場監督)は何してる?

答えは現場によって異なるので
ひとつではありません。

 

ひとつだけ言えるのは

「担当した工事を完成させること」

です。

 

今回はそのプロセスのひとつである
工事の準備と発注者に提案する=
「図面を読む、書く、加工する」
について解説していきます。

CADって何だろう

CADとは
「Computer Aided Design」
の頭文字を取っています。

「コンピュータ支援設計」
と訳されるそうです。

簡単に言うと
「コンピューター内での設計・製図」
といったところでしょう。

ソフトを使って図面を書いたり
見たり、加工したりするもので
大きさや縮尺をあわせれば
きちんとした図面を作ることも出来るものです。

CADを使わないといけない訳

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そんなものを使わなくても
手書きでもいいのでは?

と思うかもしれませんが
基礎的なところを理解しておけば
手書きの図面を書き直すより
図面をパソコンデータとして共有出来て
誰でも加工が可能です。

また、保存が可能なので
新旧の区別が簡単にできるところもメリットです。

理由1:発注者からの当初図面はCAD。

筆者が経験したことのある工事としては

  • 「民間の建築工事の外構」
  • 「公共工事の土木工事」
  • 「公共工事の造園工事」

がありますが
どこも図面はCADで受け取りますし
打ち合わせや資料として使うのは
CADを印刷したものです。

こうなってくると有無を言わさず
ソフトをある程度使いこなせるようになるしかない訳です。

理由2:完成したときの図面もCADでの作成。

受け取る図面がCADです。

工事が完成したときにも
当然図面を提出しますので
「CAD以外」
という訳にはいきません。

工事は必ずと言っていいほど
図面通りにはいきません。

図面と相違がある場合は
その都度図面を
正しく作り直さなければいけません。

その作り直した最終図面をCADで提出します。

理由3:工事の途中で変更の資料をCADで作る。

先ほども言いましたが
工事はピッタリ完璧!とはいきません。

 

ここで例え話をひとつ。

1cm角のサイコロがあったとします。
床に1cm角の穴が開いているとします。

さて、ピッタリなので
ピッタリはまるでしょうか?

 

答えはNoです。

床の穴を若干大きくして入れるか
サイコロを若干小さくするか
どちらかでないと入りません。

この時、図面はどうなっているでしょうか?

残念なことに
どちらも1cmで
ピッタリ入ることになっているんですね。

 

そこで、発注者に聞きに行くわけです。

「どちらかを加工しないと入りません
どちらをどうしましょうか?」と。

解答はどちらでもいいのです。

ですが
図面と実際の物は加工が必要となります。

 

今回の例えは大袈裟ですが
このようなことが起こるので
打ち合わせの資料として
図面の加工が必要となって来ます。
(サイコロの例ではサイコロを小さくした図面と
床穴を大きくした図面が必要となります。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

施工管理技士(現場監督)は
事務所にこもって何をしているかというと
図面を加工したり
整合性を精査したりしているのです。

 

外で作業している方々へ。

決して楽して
サボっているわけではありません。

 

 

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
panna-thanks

今回はこのへんで。

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