スポンサーリンク

施工管理技士(現場監督)の仕事内容。(位置出し3、位置の決め方)

itidasi-3建設業の日常
この記事は約8分で読めます。

施工管理技士(現場監督)の仕事って具体的にどんなものなの?

工事で物を作る工程には
どんなことがあるの?

 

前回は工事で作るものには
位置が決まっていて
その中の高さについて
深堀していきました。

 

前回記事はこちら↓

施工管理技士(現場監督)の仕事内容。(位置出し2、レベル)
施工管理技士(現場監督)の仕事内容の位置出し、レベルについて解説しています。

 

では高さ以外の
決まっている位置を
どうやって出していくのか。

 

今回も少しマニアックな話
になっていきます。

 

施工管理技士(現場監督)は何してる?

businessman_question

施工管理技士(現場監督)は何してる?

答えは現場によって違うので
ひとえには言えません。

 

ひとつだけ言えるのは

「担当した工事を完成させること」

です。

 

今回はそのプロセスのひとつである
物を作る=「位置出し3」
について解説していきます。

位置を決定する

konnpasu

図面には寸法値が記載されています。

寸法値とは現地にある
「壁の角」や「境界杭」などから
〇mのところに△を作る
といった感じです。

 

突然ですが数学の話です。

例題:「点A・Bの2点があるとします。
Aから3m、Bから2mの点Cを求めなさい」

こんな問題
遠い昔にやったような気がします。

 

コンパスを使えば新しい点Cが出せますね。

 

先ほどの数学の例と
実際のものをすり合わせてみます。

Aが「壁の角」、Bが「境界の杭」とすれば
作るものの位置Cは決まってきます。

コンパスではないのですが
メジャーorスケールorコンベックスを
2個使えば作るものの位置を出せます。

konnbekkusu

磁石付きで両面スケール。
磁石付きスケールなら
大切な鍵が手の届かない隙間に落ちても
救い出すことが出来ます。


単一の構造物であれば
このような工程のもと
位置を決めて作っていけます。

ではフェンスや塀のような
延長ものである場合は
どうすればいいでしょうか?

もしくはベンチのような細長いものは
どうすればいいでしょうか?

 

答えはもう一つ新しい点Dをつくって
点Cと結べば線が出来上がります
(ちゃんと図面には
点Dの寸法値も書いてあります)。

点と点を結んだ線は
角度も決まってきますので
ズレることなく
位置を決めることが出来ます。

 

コンベックスやスケールでは
せいぜい5m前後が限界です。

もっと広いエリアに
対応していくにはどうするの?

こちらは「位置出し4」
の記事で解説していきます。

施工管理技士は現場の責任者

正直に言いますが
位置を決定するのは
初めはものすごく怖いです。

 

例えば
民地と公共の土地の境に
縁石を並べるとします。

位置をしっかり出せないと境界争いが勃発。

最悪は裁判沙汰になることも。

※実際、以前の会社の同僚は
裁判一歩手前までに
なったことがあります。

※筆者の体験としては
元請けが出した境界を信じて
工事を進めていたのですが
掘り進んでいたら土の中から
違う位置に境界柱が出てきました。
工期がなかったので確認せずに
「古い境界だから飛ばしちゃえ」
と取り除いて工事を進めた所、
埋まっていた境界が正解で
舗装も何もかも終わったあとに
やり直しを食らったことがあります。

 

他には
仕上がった舗装にラインを
引いていくとします。

間違ったところに
オレンジのラインを引いたりすると…
綺麗に仕上がった舗装が台無しです。

最悪は敷いたばかりの舗装を
剥がしてやり直しです。

※「ラインだけ突っついて剥がして
違う位置に引き直したけど
発注者の検査を受けた時に
やり直しをさせられた」
なんて話はたまに聞きます。

何より跡が残るので万人が気づきますし
どう見ても変です。

 

 

※参考写真(ある小学校の中のライン引き)
:今回は新設でなく引き直しです

line-mae やる前

line-ato やった後

位置を決定してその位置がずれている
恐ろしい結果になるわけです。

 

図面に書いてある位置を
現地に落とし込むのは
施工管理技士の仕事です。

 

工事で作るもののすべての責任を負うのは
現場の責任者、つまり施工管理技士です。

 

位置を決めて職人さんに指示を出す
これも施工管理技士の醍醐味であります。

 

とはいうものの、何度も言いますが
工事はピッタリ完璧!とはいきません。

 

本音の話、どんなに尽力しても
1ミリ位はズレてしまうものです。

 

特に境界際は厳しいので
基本的に数mm
どちらにも転べるように仕上げます。

 

機会があったら境界際を見てみてください。

 

数ミリ隙間が空いているのを
見ることが出来るかもしれません。

kyoukai2

ひとつ言えるのは
その数ミリの中に必ず正解があるように
位置を出すことは必要です。

まとめ

今回は物を作る時の
位置の出し方について説明してきました。

 

「どこ」には重要で、手を抜いたり
間違えてはいけないものです。

 

図面を読み解き
作るものの位置を現地で決定する。

 

これは施工管理技士
(現場監督)の仕事のなかでも
重要な仕事ひとつです。

 

今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
panna-thanks

今回はこの辺で。

コメント