工事現場の仕事って過酷なんだろうな。
土曜も日曜も働いてるんじゃないの?
とにかく、ツラい、キツい
のイメージが強い建設業界。
ですがテレビCMにもあるように
女性が活躍していたり
週休二日の現場も増えてきています。
前回は就業時間についてお話ししてきました。
前回記事はこちら↓
今回は休日に関してのお話。
実際には何日くらい休んでいるの?
筆者の経験をもとに解説していきます。
施工管理技士(現場監督)の休日日数はどんなもの?
施工管理技士(現場監督)はどのくらい休んでいる?
答えを先に言うと
繁忙期と閑散期の差が大きく
はっきりと答えられないです。
平均すると…月に6・7日
年間100~110日くらいですね。
これは勤務先の会社の体制にもよりますし
現場によっても異なります。
また、肩書等によっても変わるでしょうから
本当に一概には言えません。
あくまでも筆者の場合の話なので
参考程度に捉えてください。
今回は施工管理技士を取り巻く環境のひとつである
休日の日数
について解説していきます。
休日の日数はどのくらいある?
まず、筆者の置かれた環境からお話します。
完全週休二日制で
祝日もお休み扱い。
年間120日を超える
休日状況となっています。
建前上のうたい文句としては…です!
これは会社全体の社員の話で合って
事務とか営業はこの通りに動いていると思います。
ですが施工管理技士(現場監督)はそうはいきません。
先に答えを述べましたが
年間を通して平均すると月に6日程度
ではないかと思います。
建設業界は年度末が工期の工事が多いため
毎年1月~3月末までは繁忙期となります。
特に3月は工事完了の検査を受けることが多く
大体は日曜日のみの休みとなることが多いです。
逆に4月~6月は閑散期となります。
筆者の会社ではこの閑散期に
繁忙期に出勤した分を代休として
何日かまとめて取得して相殺することが多いです。
仮の話になりますが
2月・3月と日曜日のみ休みで出勤したとします。
4月に代休として
一週間お休みを相殺するとします。
土曜日出勤+8~9日≒相殺代休7日…
…まぁ、こんなもんでしょう。
休日出勤はどうなっているの?
先の話であった
「残業はどうなるの?」
と合わせて、給料面の話で書くことにします。
給料のお話↓
ほか、建設業という業界は
「ゴールデンウィーク」
「お盆と年末年始」は1週間~10日
まとめて休みを取るイメージです。
もちろんこれも現場の状況や
勤務先の会社によります。
忙しい現場の場合は日曜のみ休み
先に説明したように繁忙期は忙しく
発注者との協議で工期延期が出来なかった場合
はどうにかして工事を終わらせる必要があります。
こうなると土曜日も作業を進めて
工事を終わらせる工程を組むことになります。
ただし、よほどの事情がない場合は
日曜日は休みます。
地域に住まわれている方々にも
騒音などのご迷惑をおかけするのと
作業員も身体を休める必要があるからです。
話は少し変わりますが
大きな現場になるほど
工事にかかる施工管理技士(現場監督)
の人数は増えていきます。
複数人が入る現場では忙しくても
交代で土曜日を休むことが可能になります。
大きい現場では隔週で土曜日出勤
なんてことが通常のサイクルになることが多いです。
他に、特殊な現場としては
「学校」や「公の施設」
の工事は
「建物の閉まっているときに=土曜日指定」
でしか工事が出来ない場合もあります。
ちなみにの話ですが
土木・造園ともに
工事は雨天は中止が多いです。
どうしても外せない場合や
工期がぎりぎりの場合は工事をしますが
基本は休みです。
現場の都合にもよりますが
事務作業がない場合は休むことも可能です。
ただし、あまりにも
大量の雨が降ったりすると
違う意味で必須の出勤
となります(災害対策など)。
法令ではどのくらい休む必要があるのか
労働基準法上では
週に一度休日を取らなければなりません。
主に日曜日がこれに当たりますね。
例外として、4週間に4日の休日
を取ればいいとなっています。
例えば
- 1週目:1日の休日
- 2週目:1日の休日
- 3周目:0日の休日
- 4週目:2日の休日
は問題ない事となります。
※労働基準法35条より
ほか、36協定を結べば
もう少し変則的に休日と連続出勤のバランスを
調整できたりしますが
基本的に
「週に一度は休む」
とここはそう考えて問題ないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もちろん過酷、ツラい、時もありますが
他の業界でも
「どうしても休めない状況」
はあるのではないでしょうか。
個人的には
「休日出勤をした後にそれをどう扱うか」
が大切なのではないかと思います。
スーツを着て大きな企業のオフィスで
働いたことはないので内情は分かりませんが…
建設業といっても休日の割合は
筆者の会社の場合
社会一般的に並なのではないかなぁと思っています。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
今回はこのくらいにしておきます。
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