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施工管理技士(現場監督)の仕事内容。(材料等の発注業務)

zairyou-hattyuu-eyec建設業の日常
この記事は約4分で読めます。

工事現場ってひっきりなしに
車の出入りがある感じ。

荷物を積んだトラック。

あれ全部下ろすのかな。
めっちゃ重そう。

工事現場の出入り口。
ガードマンが立っていて
車の出入りを見ています。

工事の規模にもよりますが
工事が軌道に乗っていくると
「材料の搬入と不要材の搬出」
これがほぼ毎日行われます。

そんなに毎日
どんなものを搬出入しているのでしょうか。

実際の経験からお話しします。

 

とその前に、前回記事の宣伝を(笑)

前回の同カテゴリーの記事
器械による位置出し↓

施工管理技士(現場監督)の仕事内容。(位置出し4 光波測距儀)
施工管理技士(現場監督)の仕事内容、位置の出し方の4回目。広い場所で位置を出すにはどうしよう?トータルステーションの考え方について解説しています。

 

施工管理技士(現場監督)は何してる?

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施工管理技士(現場監督)は何してる?

答えは現場によって違うので
ひとえには言えません。

 

ひとつだけ言えるのは
「担当した工事を完成させること」
です。

 

今回はそのプロセスのひとつである
物を作る=「発注業務」
について解説していきます。

毎日搬出入する理由

一度に進められない

工事の目的は「物を作る」
ことですから
発注作業は欠かせません。

「毎日どんなものを
搬出入しているかお話しします」
とは言いましたが
作るものによって違うので
一概には言えないのが現状です。

 

例としては
筆者は造園業と土木業に
従事してしていますので
使うことが多いものとしては
コンクリート」と
砕石」があります。

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ほとんどの構造物の基礎には
「砕石」と「コンクリート」
が使われていることが多いからです。

例えば
作る構造物が50個あるとします。基礎は多くの場合、地中に埋まるので
50個穴を掘ってしまうと
身動きが取れなくなります。
つまり
「作っては埋めて」
を繰り返すので
少しずつ運び込むしかない訳です。

その他の例としては
工事現場は意外と広いようで狭く
(機械やダンプが入るところが必要など)
同じくこまめな出し入れを
余儀なくされることも多いです。

細かく説明すると
工事の材料の全数量を置ききれないので
数日に分けて進んだ分だけ入れて
それに応じた廃棄物を出していくと
毎日搬出入することになります。

 

少し脱線しますが
砕石」は当日でも
手に入るイメージですが
コンクリート」は
数日前に発注しないと来ません。

つまり
材料の発注には工程(日程)の決定と
数量と種類の決定が必要です。

以前の記事:工程について↓

【工程管理とはどんな事?】施工管理技士(現場監督)の仕事内容
施工管理技士(現場監督)の仕事のうち、工程管理とはどんなものか?工事の工程の組み方について解説しています。
※前回記事内の参考
コンクリートの施工は
この日までに
これが終わってないとマズイ
肝の部分の内容のものになります。

複数の工種を進める

よほどの理由がない場合を除いて
ひとつの事を進めていくだけでは
工事は工期内に終わりません。

 

同時に出来るものは
同時に作っていく必要があります。

 

基礎が出来れば
その上に構造物を作っていきますし
基礎を必要としないものもあります。

 

順を追って工事を進めていくと
やはり毎日搬出入が必要になってくるわけです。

 

直接の材料でないものの発注

発注するものは材料だけではありません。

例えば

  • 工事の依頼(下請けさんに発注)
  • 仮設材の発注
  • 機械やリース車などの発注

等もあります。

工事の依頼(下請けさんに発注)とは

そのままですが
工事の一部を他業者に注文します。ひとつの会社ですべての工事を行う会社は稀
多くは突出した分野があるものです。
分かりやすい例
・ガードマン
・トラック(運転手込)
・クレーン(運転手込)
など、工事の一部を注文します。
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仮設材とは
「工事をするには必要だが
終わった時にはなくなるもの」
です。
例を挙げると
工事現場を囲う「フェンスやゲート」
通路を確保する「鉄板や手すり」
などです。ほか、仮設トイレや
現場事務所ハウスなども含まれます。
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機械や発電機等はイメージ通りです。

「ショベルカー」や「発電機」
他には「散水車」など。

種類はたくさんあるので割愛します。
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まとめ

発注業務といっても
多岐にわたるものです。

当たり前の話ですが
発注するわけですから
どれも必要な物であり
「多すぎても余るだけ」
「足りないともっと悲惨」
なものです。

 

私の経験では
生コンを発注して
足りなくて追加注文。

なかなか次が来なくて
残業になった事があります。

かといって逆に多く頼みすぎて
持ち帰りの処分費を請求されたことも。

 

発注は慣れてきても
気の抜けない業務のひとつです。

 

 

今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
panna-thanks

次回は
「先を読んだ材料発注」
について書いていきます。

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