工事現場ってひっきりなしに
車の出入りがある感じ。
荷物を積んだトラック。
あれ全部下ろすのかな。
めっちゃ重そう。
工事現場の出入り口。
ガードマンが立っていて
車の出入りを見ています。
工事の規模にもよりますが
工事が軌道に乗っていくると
「材料の搬入と不要材の搬出」
これがほぼ毎日行われます。
そんなに毎日
どんなものを搬出入しているのでしょうか。
実際の経験からお話しします。
とその前に、前回記事の宣伝を(笑)
前回の同カテゴリーの記事
器械による位置出し↓
施工管理技士(現場監督)は何してる?
施工管理技士(現場監督)は何してる?
答えは現場によって違うので
ひとえには言えません。
ひとつだけ言えるのは
「担当した工事を完成させること」
です。
今回はそのプロセスのひとつである
物を作る=「発注業務」
について解説していきます。
毎日搬出入する理由
一度に進められない
工事の目的は「物を作る」
ことですから
発注作業は欠かせません。
「毎日どんなものを
搬出入しているかお話しします」
とは言いましたが
作るものによって違うので
一概には言えないのが現状です。
例としては
筆者は造園業と土木業に
従事してしていますので
使うことが多いものとしては
「コンクリート」と
「砕石」があります。
ほとんどの構造物の基礎には
「砕石」と「コンクリート」
が使われていることが多いからです。
作る構造物が50個あるとします。基礎は多くの場合、地中に埋まるので
50個穴を掘ってしまうと
身動きが取れなくなります。
つまり
「作っては埋めて」
を繰り返すので
少しずつ運び込むしかない訳です。
その他の例としては
工事現場は意外と広いようで狭く
(機械やダンプが入るところが必要など)
同じくこまめな出し入れを
余儀なくされることも多いです。
細かく説明すると
工事の材料の全数量を置ききれないので
数日に分けて進んだ分だけ入れて
それに応じた廃棄物を出していくと
毎日搬出入することになります。
少し脱線しますが
「砕石」は当日でも
手に入るイメージですが
「コンクリート」は
数日前に発注しないと来ません。
つまり
材料の発注には工程(日程)の決定と
数量と種類の決定が必要です。
以前の記事:工程について↓
コンクリートの施工は
この日までに
「これが終わってないとマズイ」
肝の部分の内容のものになります。
複数の工種を進める
よほどの理由がない場合を除いて
ひとつの事を進めていくだけでは
工事は工期内に終わりません。
同時に出来るものは
同時に作っていく必要があります。
基礎が出来れば
その上に構造物を作っていきますし
基礎を必要としないものもあります。
順を追って工事を進めていくと
やはり毎日搬出入が必要になってくるわけです。
直接の材料でないものの発注
発注するものは材料だけではありません。
例えば
- 工事の依頼(下請けさんに発注)
- 仮設材の発注
- 機械やリース車などの発注
等もあります。
そのままですが
工事の一部を他業者に注文します。ひとつの会社ですべての工事を行う会社は稀で
多くは突出した分野があるものです。
分かりやすい例
・ガードマン
・トラック(運転手込)
・クレーン(運転手込)
など、工事の一部を注文します。
「工事をするには必要だが
終わった時にはなくなるもの」
です。
例を挙げると
工事現場を囲う「フェンスやゲート」
通路を確保する「鉄板や手すり」
などです。ほか、仮設トイレや
現場事務所ハウスなども含まれます。
機械や発電機等はイメージ通りです。
「ショベルカー」や「発電機」
他には「散水車」など。
種類はたくさんあるので割愛します。
まとめ
発注業務といっても
多岐にわたるものです。
当たり前の話ですが
発注するわけですから
どれも必要な物であり
「多すぎても余るだけ」
「足りないともっと悲惨」
なものです。
私の経験では
生コンを発注して
足りなくて追加注文。
なかなか次が来なくて
残業になった事があります。
かといって逆に多く頼みすぎて
持ち帰りの処分費を請求されたことも。
発注は慣れてきても
気の抜けない業務のひとつです。
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
次回は
「先を読んだ材料発注」
について書いていきます。
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