施工管理技士(現場監督)って具体的に何してるの?
工事現場で黒板を見かけるけど?
工事現場に黒板?
見かけた人は疑問に思うかもしれません。
黒板を使って工事中に何をしているのでしょう。
施工管理技士の仕事内容のひとつを解説していきます。
前回の仕事内容の紹介を読んでみる:舗装の仕事の流れ↓
施工管理技士(現場監督)は何してる?
施工管理技士(現場監督)は何してる?
答えは現場によって異なるのでひとえには言えません。
他にも「安全」であったり「品質」であったり「工期」もしくは「利益」とたくさんの事を管理するからです。
ひとつだけ言えるのは「担当した工事を完成させること」です。
今回はそのプロセスのひとつである記録に残す=「写真を撮る」について解説していきます。
施工管理技士はカメラマン
施工管理技士は何している?の答えの一つ、記録を残す。
工事の数量や図面データをまとめるのも記録を残すことですがそれはデータや結果があれば机上で出来るもの。
言い換えれば現場の人でなく事務方でも出来ることです。
生の現場での記録には実際に行っていることを写真に収めて工事を発注した人にわかるように説明する資料を作ることも含まれます。
この資料の基となる写真がなかったりすると信用を失い、最悪の場合は証明する証拠がないと判断されお金をもらえない事態に発展することもあります。
言い換えれば写真がお金になるのです。
ですので新人の現場監督はまず写真撮影から学んでいくことになります。
では具体的にどんな写真が必要なのでしょうか。
基本は前・中・後
何か「物を作る、壊す」にあたっても「やる前」「やってる時」「やった後」と3つの状況の写真が必要となってきます。
ここで重要となるのが「同一の方向」です。
同じ場所での写真でも、逆方向から撮れば同じ場所じゃないように映ります。
「同一の方向」で順を追って進んでいき「完了」するところまで一連の流れで撮り、誰が見てもわかるものを残します。
この写真撮影を「作るものごと」に「一定の間隔で」撮っていきます。
このように基準を決めて写真撮影を進めていくわけです。
いい写真とよくない写真
先に軽く述べましたが写真には「いい写真」と「よくない写真」があります。
あなたが携帯で写真を撮ったとして、見ても何を意図して写しているか分からないものは消しますよね。
それと同様で、発注者が写真を見て内容が一目でわかる写真でないと意味を成しません。
工事でいう「いい写真」とは
・同一の方向から
・被写体が真ん中に
・どこで写したかわかる背景が入っている
写真です。
ココがpoint!「いい写真」とは
同一方向で、どこで撮影したかが分かる、連続した写真
それだけでなく、他にも気を配る必要があります。
例えば
「第三者が背景に写り込んでしまう」とか「動いているものを取るがゆえにブレてしまっている」を避ける必要があります。
「同一方からでなく」「被写体を近くで取り過ぎた故に工事現場内のどこで撮影したかわからない」「意図しているものが良く分からない」写真です。
ココがpoint!「よくない写真」とは
方向がバラバラで、意図した内容が不明な写真
かつ
「写す必要のないものが写ってしまっている」他にも「ブレてはっきり写っていないもの」は「悪い写真」となってしまいます。
ではいい写真を撮るためにはどうすればいいでしょうか。
例を挙げると
2.写真を撮る位置は作業が進むにつれどういった状況になるのか
等を先に考える必要があります。
2.近すぎるとどこを撮影したものかわからなくなる
このバランスを考える必要があります。
2.黒板にやっていることを記載して写すこと
このように工夫が必要となっていきます。
まとめ
いかがでしょうか。
施工管理技士(現場監督)は何している?の答えの一つである現場の記録を残すについて深堀してみました。
今回のポイント・工事中に写真を撮って記録を残す
・写真は撮ればなんでもいい訳ではない
・いい写真を残すために
一つの工種の一連の写真を撮るのにもちょっとした工夫が必要です。
私事ですが、工事前と工事後の写真が綺麗にまとまっているのを作るのは非常に楽しいです。
あなたも工事現場で自分だけのオリジナルのアルバムを作ってみませんか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回はこのくらいにしておきます。
次回は写真を撮る工夫を深堀していきます。
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